with心臓病 つれづれ草

2回の心臓手術を乗り越えた独女の暮らしのあれこれ

CCU

何が起きているか理解できないままCCUでたくさんの管に

繋がれていました。

 

CCUはカーテン1枚を隔てて患者さんが横一列に並んでいる部屋です。

ですが、私はその中で1部屋だけ壁で囲まれてる部屋にいれて頂きました。

 

若い(当時39歳)身空で心不全を起こす患者が少なかったせいか

私がめそめそ泣いていたせいか、病院が配慮してくださったのだと思います。

(感謝!)

 

酸素吸入と点滴を受けていたように思います。

心不全のために水が肺に、全身に溜まってる?状態だったため

利尿剤が入っているそうです。

 

基本寝たきりだったので看護師さんに「弾性ソックス」を履かせて

いただきました。

エコノミークラス症候群予防とのこと。

 

唯一お手洗いにだけはナースコールの上、自力で行かせていただきましたが

看護師さんに毎回いうのがとても恥ずかしかったです(/ω\)

(看護師さんは気にされていないのでしょうが…)

 

さらにもっと恥ずかしかったのは、毎回『尿量』を計らねばならないのです。

洋式便器にぴったりハマる”尿受け”を置き、用を足します。

足し終えたあとはその”尿受け”をお手洗いの外に設置されている

とある”機械”に自分の名前が書かれてあるボタンがあり、それを押してから機械に

流し込みます。

(お食事中の方申し訳ございません💦)

 

機械で尿量を計測してくれているようです。

最初は勝手がわからないのでそれこそ全ての動作を看護師さんが行って

くださいました。

恥ずかしいやら情けないやら…

でもその看護師さんはお手洗いの外で待っててくださるようになり

有難い限りでした。

 

そんなこんなで心不全の治療はただひたすら水分を輩出して

酸素を吸入する日々でした。

突然の大動脈弁閉鎖不全症!

38歳独身女(独身は関係ないけど^^;)一生懸命働く日々でした。

ふと引いた風邪。咳がこんこん、息はふーふー。脈はどくどく。

近くの内科でお薬をもらって飲めど1週間経過しても治る気配なく。

 

そうこうしているうちに咳はごほごほ、横になると更にごほごほで眠れず。

男性の上司と並んであるくも足を前に出せなくなりどんどん遅れて

「お前もう帰って休め」の指示。

 

息はふーふーどころか息苦しくて話せないほど。

ぜーぜーごほごほ(脈は)どくどくしながら再度病院へ。

それでも「アレルギーですかねー違うお薬出しますねー」とのこと。

 

また1週間経過しても治る気配なく酷くなるばかり。

そうこうしているうちに腸の病気で定期的に通う大学病院の受診日になり

相談したところ即効で

「呼吸器内科」へ

 

肺は真っ白だったそうです。

重篤な肺炎で即入院と言われてもまだ「仕事が」という私。

 

呼吸器内科の先生が「脈もおかしくない?」と気付いてくださり

次は

「循環器内科」へ

 

重篤心不全状態と言われ即CCU(循環器疾患集中治療室)へ入院。
さすがにその時には自分の身に何が起こったのか受け止められませんでした。

 

先生から

「大動脈弁という全身に血を送り出す血管の弁の1枚が壊れて

 血が逆流して心臓に負担がかかっている」

と説明を受けてもその説明は理解できても受け止められず。

 

即座に酸素吸入、点滴が始まりバタバタとする周囲をよそに

自分自身だけ頭が真っ白、茫然自失状態でした。
これが私の心臓病との闘いの幕開けでした。